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当社は発足以来、半世紀以上の間シャットルの製造を行ってきました。 最盛期には日本国内だけでなく韓国や台湾等にも輸出してきました。 現在でもシャットルは、ウォータージェットやエアージェットでは織ることの出来ない織物の生産に使用されており、今後も必要不可欠なものであります。 |
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お客様へ |
近年は、今まで使用されていなかった特殊な糸が使われる場合が増加してきています。 当社ではそういったお客様のご要望に対し、材料から完成品まで一貫生産している強みを生かし、開発・設計・製作までを対応させて頂いております。 お困りなことや新しい課題がありましたら一度ご相談願います。 (他部門において木材加工だけでなく、金属や樹脂の精密加工も行っておりますので、多方面からの開発にお役に立てると思います) |
担当者 シャットル・木工加工総括 西川英夫 |
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製造風景 |
材料から製品になるまでに最低20工程以上の作業が必要です。 当社の場合、主に自社で改造した専用機を使用してきました。 現在は工作機械の発達に伴い、一部の加工にマシニングセンターも導入しています。 刃物についても市販されているものはほとんどなく自社で研磨しています。 多くの工程は熟練を必要とします。 |
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コンピュータ制御(MC)によって加工 |
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1.シャットルとは |
シャットルとは布を織るための部品です。
布は縦糸と横糸で編み合って出来ています。 シャットルは横糸を通す道具で、2m程の間隔を1分間に180〜200回往復します。 つまりシャットルは300〜600m/分の速度でノンストップに動いて糸を織っています。 最近では生産効率を上げるためにシャットルを使用しない織機が主流ですが、高級な織物はシャットルを使った織機で織られています。 |
2.材質について |
主に柿材・樫材・楓材・シデ材の4種類の木材で作られています。
当社では、狂いを抑えるために15年以上自然乾燥させた材料を使用しています。
また柿材・楓材・シデ材は圧縮加工を行い、羽二重用のシャットルについては樹脂注入加工を行った材料を使用しています。 |
誘 導 シ ャ ッ ト ル |
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主要織物:着物用帯 |
材質:樫材 |
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羽 二 重 シ ャ ッ ト ル |
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主要織物:絹織物 |
材質:楓材、樹脂注入材 |
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N T シ ャ ッ ト ル、 フ ィ ラ メ ン ト シ ャ ッ ト ル、 綿 シ ャ ッ ト ル |
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主要織物:一般生地用(綿生地、タオル 等) |
材質:樫材、柿材、シデ材、楓材 等 |
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コ ッ プ チ ェ ン ジ |
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主要織物:綿生地 |
材質:シデ材 |
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毛 織 り シ ャ ッ ト ル |
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主要織物:綿生地、他 |
材質:樫材、シデ材 |
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